山口農園からのお便り(2014年12月号)

山口農園からのお便り12月号です。
山口農園にもついこの間初霜がおりました。





いつの間にか2014年も終わりに近づいています。
10月にお店が終わってから、日照時間と共にペースが比較的穏やかになり毎日ゆったり農業を営んでおります。(実際はやる事に追われてるのですが気分的に)
この1ヶ月は秋~冬への季節の変わり目。
11月にはまだ青々としていた葉も、12月に入る頃にはすっかりこんな感じに。


 梨畑の紅葉もとても綺麗です。(とくに葉が黄色くなり、落ちる頃には畑一面が黄色い絨毯のようになります。)
しかし、この落ちた葉には病気がついていたりするのでトラクターなどで耕すと同時に土の中に埋めます。

こうしてトラクターで土を耕してるんですが、なんせこのペースが遅い。時速5kmも出てないと思います。
それを約6000坪、結構のんびりで眠くなるので常に睡魔と戦ってます。

眠くなりながらも5日かけてようやく畑全域を耕して、今年も梨の剪定作業に入りました。
ですが、なんだか写真を撮るタイミングがなくて剪定時の写真がありませんのでまた今度…。


ですので今回は胴枯れ病の除去作業を。
剪定をしているとたまに発見します。
写真だと少しわかりずらいですが、枝が黒や茶色に変色し、枯れだしているのがわかります。ので、

枯れ始めた部分を全部カッターで削りました。



なんだかツルツルで新鮮な感じで、ちょっとこの季節だと寒そう。
ですが、このままだとまた病気がついちゃうと思うのでお薬です。

他の園ではトップジンの変わりにボンドと墨を混ぜたものを使っている園もあります。
墨の場合黒くなるんですが、その黒いのがどうも傷口に良いという話もあるみたいですね。
来月こそは剪定の様子をお伝えできるように準備致します!!


PS:文章を書くときに、「畑をうなう」と何度か書こうとしました。普段我が家では耕す事を"うなう"と言います。しかし、文章を書きながらに違和感を感じたので調べてみたのですが、この「うなう」という言葉

どうやら千葉県の方言なんだそうですね。知らなかったです。

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/dialect/877/m0u/